令和6年3月19日(火)、穏やかな天候の中、島根県民会館において、第56回卒業式・第21回専攻科修了式が行われました。今年度は、機械工学科36名、電気工学科28名、電子制御工学科31名、情報工学科38名、環境・建設工学科33名、計166名の卒業生、ならびに、生産・建設システム工学専攻12名、電子情報システム工学専攻26名、計38名の修了生を送り出しました。
各学科・専攻の代表者に卒業証書・修了証書が授与された後、和田清校長からの式辞があり、その中で和田校長からは、「皆さんは卒業・修了後,今後多くの選択を迫られる。時代の変化が非常に速く,現時点では想定できない今までの延長線上にない時代が待っている。そのときに短期的な損得ではなく、人がより良く生きられる社会をイメージし、どのような人生を構想するかを自分に問いかけてほしい。そして、自分自身を見つめて何を選択するかをじっくり考え、夢や志を実現してほしい。」という、はなむけの言葉を卒業生・修了生に贈られました。
これを受け、卒業生代表として電子制御工学科の佃 結衣さんが答辞を述べ、「楽しいことばかりではなく,実験実習や卒業研究など一筋縄ではいかない多くの問題に直面した。試行錯誤しながら多くの問題を乗り越える過程で知識や技術を身に着け,学ぶことの楽しさを知った。新たな苦労もあるが、この経験を活かして乗り越えていく。」として決意を表明しました。続いて、修了生代表として電子情報システム工学専攻の曽田涼介君が答辞を述べました。曽田君は、「専攻科では、ただ勉強するだけでなく学んだ知識を活かす能力が求められた。とくに、システム技術実験では、異なった学科出身の学生チームの知識を組み合わせることでアイデアを完成させることができた。また、研究においても、うまくいく経験だけでなくもの作りの難しさを実感した。この先も学びを怠らず、確かな技術で問題を解決し、エンジニアとして変化する現代社会を進みたい」と今後のさらなる活躍を誓いました。