9月12日から15日の4日間、工学教育の国際会議ISATE2023(大会委員長 和田清校長、大会組織委員長 橋本剛情報工学科教授)を松江テルサなどで実施しました。ISATEは工学教育のさらなる発展を目指し、実践技術者工学教育に関する議論や情報交換が行われる国際会議で、今年度は松江高専が主管校として開催されました。この会議には、シンガポールや香港をはじめ多くの国から200名近くの参加者がありました。
会議初日は、松江テルサのテルサホールでオープニング、基調講演、ポスターセッションに続き、夕方からはウェルカム・レセプションが開催されました。レセプションの最後には、島根県の代表的な伝統芸能である「石見神楽」も上演され、勇壮な神楽の舞は海外の参加者にも大好評でした。
2日目と3日目は、松江テルサにて6部屋同時に英語での工学教育に関する発表が行われました。松江の生和菓子が和菓子職人さんの実演とともにふるまわれ、こちらも大好評でした。
2日目の午後は参加者全員で堀川遊覧船に乗ってのワークショップを実施し、参加者の方はたいへん楽しみながら議論を交わしていました。
3日目の午後は松江高専でのエクスカーションを実施しました。5学科のブースと剣道部、弓道部のブース、実習工場が見学されました。学生が作成したロボットやゲームプログラムの体験、弓道や剣道の体験など、参加者の方は楽しみながら松江高専の学生が普段どんな活動をしているか知ることができ、たいへん好評でした。学生にとっても英語で参加者の方に自分の成果物などを説明してコミュニケーションを取るとてもいい機会になりました。
夕方には大根島の「日本庭園 由志園」でバンケットが開催されました。美しい日本庭園と、島根県の郷土芸能安来節等を鑑賞いただいた後、懐石料理を召し上がりながらバンケットを堪能されました。
4日目はバスツアーを実施し、橋本教授と川上サマンサ助教(人文科学科・外国語)の案内で、足立美術館や出雲大社、出雲歴史博物館、島根ワイナリーを訪れました。サマンサ先生の英語での出雲大社や島根に関するさまざまな深いトークは大好評でした。
今回の会議を通して、実際に多くの海外からの参加者と触れ合うことで、教職員や学生の国際交流に関する機運が高まりました。今後もさらに学校全体で国際交流が進むことを期待しています。